獣医学生とおべんきょ♡③ ~~T細胞の遺伝子再編成という驚異的な仕組み~~
はい、こんちはー
ひろでーす
獣医学生とおべんきょ♡シリーズ第3弾ですね
第2弾はこちら↓
全国の大学生は今必死こいてテスト勉強やってます 笑
がんばろ!!
第1弾で獲得免疫の特徴として、多様性があったと思いますが、T細胞もB細胞も数百万のバイ菌に対応できます
すごすぎ 笑
でも、遺伝子は数万個しかないのに彼らはそんなにいっぱいのバイ菌に対応できるんでしょうか?
その答えは、遺伝子再編成という驚異的な仕組みにあります
簡単にいうと遺伝子の切り貼りでレパートリーを増やします
上の絵では、BとXの間を切ってBXという遺伝子ができています
AとZの間を切ればAZという遺伝子ができます
こうやって、獲得免疫は多様性を手に入れるわけです
こんなことが自分の体の中で絶え間なく起こっていることを考えると驚きです
ていうか、この仕組みを見つけた人すごすぎだろ 笑
~~ここからはちょっと応用編~~
実際にT細胞レセプター(T細胞がバイ菌を認識するためのもの)の多様性を考えてみます
T細胞レセプターはα(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)の4種類の鎖のうち、2つの鎖からできています
そして、1つの鎖にはV、D、Jという遺伝子がそれぞれ存在します
それらの遺伝子で先ほどの遺伝子の切り貼りが行われます
先ほどのA~ZがV、D、Jになっただけです
1つの鎖でも無数の組み合わせがあるのに、2本セットとなるとヤバそうなのがわかります
また、塩基対の挿入や欠損があるのでさらに増えます
理論上は10の15乗通りの多様性がうまれるそう
生き物の力はすごい!!
こんだけ多様性をつくれる俺なら、テストも軽く乗り越えられるはず 笑
それじゃ