ひーろーずぶろぐ

20をちょっと越えた男が、身近なことを中心に思いのままに語るブログです!

獣医学生とおべんきょ♡② ~~ヘルパーT細胞は出会い厨??~

はい、こんちはー

ひろでーす

 

 

医学生とおべんきょの第2弾です!

 

 

第1弾はこちら↓

hiro2k.hatenablog.com

 

 

前回は自然免疫と獲得免疫について書きましたが、今回は獲得免疫のヘルパーT細胞について話そうと思います

 

 

 

今回のお話に出てくるのは、こいつらです↓

ヘルパーT細胞(主人公)

・B細胞

・マクロファージ

・樹状細胞

 

 

(今回も対バイ菌のお話)

体の中にバイ菌が入ったとき、まず樹状細胞ってやつがバイ菌をパクッと食べちゃいます

 

 

こいつは皮膚とかにいっぱいいて、バイ菌を食べると元気になってリンパ節ってところに移動します

 

 

リンパ節は獲得免疫の基地みたいなところです

 

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ただ、樹状細胞だけだと体中の免疫たちにバイ菌が入ったことを知らせることができません

 

 

ここで、重要な役割を果たすのがヘルパーT細胞です

 

 

ヘルパーT細胞はリンパ節にやってきた樹状細胞から次々にナンパされます

 

 

超モテモテです 笑

 

 

そして運命を感じた(自分の担当のバイ菌を提示している)樹状細胞がいたら、ヘルパーT細胞は興奮(活性化)して、愛が抑えられなくなります(免疫反応が開始し、増殖します)

 

 

増殖したヘルパーT細胞の一部はリンパ節にのこり、他はリンパ節を出て、今度は自分からナンパに出かけます

 

 

サッカーでいう、国内組と海外組みたいな感じです

 

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・リンパ節を出ていったヘルパーT細胞(海外組)

バイ菌の感染部位には、前回紹介した自然免疫のマクロファージがいっぱいいます

 

①マクロファージは、テーブル(MHCクラスⅡ分子)の上に自分が食べたバイ菌を置いています

             ↓

②ナンパしにやってきたヘルパーT細胞は、ここでも運命を感じた(自分が認識できるバイ菌を提示している)マクロファージとカップルになります(結合します)

             ↓

③そして、互いを求め、愛し合います(活性化されます)

             ↓

④元気になったマクロファージはさらに多くのバイ菌を食べることができます

           

  

ちなみにこのような反応のことを、細胞性免疫といいます

 

細胞が中心だから

 

 

 

②リンパ節に残ったヘルパーT細胞(国内組)

今度は獲得免疫のB細胞の登場です

 

基本的には、①~③までは同じです

 

活性化されたB細胞は、T細胞のお墨付きのもと抗体(バイ菌の天敵)をバンバンつくります

 

 

抗体という可溶性分子をつくる免疫反応なので、液性免疫といいます

 

 

 

以上がヘルパーT細胞の主な働きです

 

 

いや~ヘルパーT細胞は出会い厨ですね 笑

 

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たくさんの人(細胞)と出会って、そのたびに刺激を感じます

 

 

うらやましくなってきた 笑

 

 

 

それじゃ