ひーろーずぶろぐ

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W杯ポーランド戦で見せた消極的なパス回しは、究極の確率論の結果だった!?

はい、どうも!

ひろでーす

 

 

前回の記事はこちら↓ 

hiro2k.hatenablog.com

 

 

 

はじめに

皆さん、W杯第3戦ポーランド戦は観ましたか?僕は論文の提出に追われていましたが、論文そっちのけでテレビに釘付けでした。そのぐらい、W杯での日本代表は観てて面白いですよね。コロンビアに勝利し、セネガルに引き分け、勝ち点4を積み上げた日本。ポーランドに引き分け以上で、決勝トーナメント進出が決まるという状況でした。しかし、日本は先発を6人入れ替えたということもあり、なかなかリズムに乗れません。迎えた後半14分、FKを合わせられ日本は失点してしまいます。このままでは、決勝トーナメントへの道が絶たれるという状況の中、他会場で行われている、コロンビア対セネガルのスコアが動きます。後半19分にコロンビアが1点入れ、日本はフェアプレーポイントにより、セネガルを上回り、再び決勝トーナメント進出圏内に浮上します。

いやーしびれる展開ですね笑。ここで西野監督は大きな決断をします。

 

 

試合終盤の頭脳戦

フェアプレーポイントでセネガルを上回ったことがわかった西野監督はFW武藤に代え、守備的MF長谷部を投入します。そして勝ちに行くことを捨て、後ろでボールを回すことを指示したのです。このまま両会場のスコアが動かず、フェアプレーポイントの差で決勝トーナメント進出を目指すことを選択したのです。

 

様々なシチューエーションが考えられた

あのとき、西野監督の頭の中には、いくつも選択肢があったはずです。本当にあの終盤のパス回しが、決勝トーナメントに行ける確率が最も高い選択肢だったのでしょうか。2つに分けて考えてみましょう。

①日本が勝ちに行った場合

 日本が勝ちに行く、つまり得点を取りに行く場合ですね。この場合、日本が点を取られるorセネガルに同点に追いつくと日本は敗退してしまいます。

②日本が勝ちに行かず、後ろでボールを回した場合

日本対ポーランドのスコアは動かなくなります。よって、セネガルが同点に追いつくと日本は敗退してしまいます。

 

決勝トーナメントに行くために確率が高い選択肢はどちらか?

僕独自の計算方法で①と②のどちらの確率が高かったのか計算してみました。日本がいたグループHは4試合で12点入ってました。よって90×4÷12=30より、30分に1点入ると仮定します。また、試合終了まであと30分あると考えます。

 

日本が勝ちに行く場合

30分で必ず1点入ると仮定しているので、日本が敗退するケースは、日本がさらに1は点入れられる場合とのみです。ポーランドと日本が入れる確率は等しいとすると、50%の確率で敗退していました。

 

日本が勝ちに行かない場合

この場合、日本はセネガルが点を入れると敗退します。よって、敗退する確率は50%です。

 

時間が経てば経つほど・・・・

残り30分の時点では、同じ確率になりました。しかし、時間が経てば経つほどボールを回した方が日本の敗退の確率は低くなります。例えば、残り15分の場合、勝ちに行く場合日本は次のケースで決勝トーナメントに進出できます。

日本が引き分けて、セネガルが引き分けor負ける

この確率は、(0.5×0.5+0.5×0.25)×100=37.5%

37.5%の確率で決勝トーナメント進出です。逆に言えば62.5%の確率で敗退です。

 

日本が引き分け狙いの場合、日本が決勝トーナメント進出できるケースは、日本が引き分けて、セネガルが引き分けor負ける場合になります。ただし、日本は後ろでボール回しするので100%引き分けられるとします。

この確率は、(1×0.5+1×0.25)×100=75%

75%の確率で決勝トーナメント進出です。

つまり、時間が経てば経つほど、ボールを後ろで回し引き分けを狙う戦術の方が効果的であると言えます。

 

 

まとめ

日本代表のベンチがこのような計算をあの瞬間にやったとは考えにくいですが、確率論的には最善の選択をしたと思っています。ただ、今回の計算は僕が勝手に仮定をしたりしているので正確ではないですが笑。消極的なパス回しには、批判が集中していますが僕はむしろ日本代表の執念を感じました。どんな手を使っても、ブーイングされようとも、次のステージに行くために泥臭く闘う姿は、かっこよかったです。ただ、次のベルギーに勝つ確率は計算したくないですね。恐ろしく低いから笑。でも応援はするよ!

がんばれ、日本! 川島よかったよ!笑

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それじゃ